注文住宅をするつもりなら予算と相場を考えよう

お金と電卓

注文住宅を購入するつもりであれば、予算や相場について事前にしっかりと考えておくことが大切であり、これらの調査が不十分であれば具体的に話を進める段階になって想像以上に建築費用が高いことに気がつくかもしれません。依頼するハウスメーカーごとに価格差が生じることはもちろんですが、家のつくりによっても違いが生じることを知っておくべきだと言えます。

二階建てか平屋の住宅を建てる人が多いですが、選ぶ住宅のタイプによって坪単価や価格相場が異なることを知っておく必要があるでしょう。二階建てのほうが高くなりそうだと考えるかもしれませんが、同じ広さの住宅を建築する場合は平屋のほうが広い土地が必要となるのでコストが高くなりやすいです。同じ40坪の家を建てると考えると、平屋は二階建てよりも屋根の面積が2倍ほど大きくなり、基礎にかかるお金も平屋のほうが高くなりやすいと言えます。二階建ては階段ホールや階段などが必要ですが、そういった費用よりも屋根や基礎にかかるコストのほうが高いので、坪単価は平屋のほうが高くなりやすい傾向があることを知っておきましょう。

また、日本で建てられている注文住宅は二階建てのほうが多いので、こちらの家を建てるための部材が市場に多く出回っています。二階建て用の建材のほうが安く手に入りやすいということもあり、こちらを選択するほうが平屋より安くなるケースが多いです。ただし、上の階にもトイレを設置したい、階数で世帯を分けていて両方にお風呂やキッチンを設置したいという場合は平屋よりも価格が高くなるでしょう。状況に応じて必要となる費用は違ってくるので、より詳しい情報を知りたいのであれば、建築を依頼する予定のハウスメーカーに相談してみるとよいです。

注文住宅で二階建ての家を建てる場合は2,000万円前後、平屋の場合は2,500万円前後が相場価格だとされており、後者の場合は25%から30%増しになることが多いと言えます。しかしながら、これは同じ間取りにこだわる場合であり、必要な部屋数や設備の数によっては平屋のほうがお得になる可能性もあることを知っておくべきです。希望や条件によって違ってくる部分も多いので、二階建てのほうが安くなりやすいことはあくまでも目安程度にしておきましょう。納得できるマイホームづくりを行うためには、実際に見積もりを出してもらって、自分たちの希望に合った住宅の場合の値段を比較することが大切だと言えます。